先天性耳ろう孔

先天性耳ろう孔の症状としては、以下のようなものが挙げられます。

・耳前部などにある小さな穴から汁が出る。

・穴の周囲が感染して腫れる。

ただし、先天性耳ろう孔を持っている人でも、何も症状が出ない場合があります。

先天性耳ろう孔の原因は、胎児期の発生過程にあります。家族に遺伝的な傾向があることが知られています。皮下に袋があり、汚れが溜まると雑菌が繁殖し腫れたり、膿が溜まったりします。

先天性耳ろう孔の治療には、以下のような方法があります。

先天性耳ろう孔が症状を引き起こしていない場合は、経過をみます。

症状が出ている場合や感染症が起こっている場合には、感染を繰り返す袋を摘出することがあります。

抗生物質の処方、軟膏の処方などが行われることがあります。